関東地方で「エビ」と呼ばれる魚は、正式には「シラサエビ」または「モエビ」と呼ばれています。琵琶湖産のエビであることから「湖産エビ」と呼ばれることもあります。関西地方では「シラサ」、東北地方では「スジエビ」と呼ばれるなど、地方によって呼び名が異なります。
シラサエビは、体長が5～7cm程度の小さなエビです。体は透明で、背中には黒い線が走っています。エビの仲間では比較的淡水に生息する種類で、主に琵琶湖や佐渡島周辺の河川や湖沼で見られます。
シラサエビは、生きたまま釣り餌として使われることが多いです。また、刺身や天ぷら、煮物などの料理にも使われます。淡白な味わいで、クセがないため、様々な料理によく合います。
シラサエビは、栄養価も高い魚です。タンパク質やビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。特に、ビタミンB12は100gあたり約1.5µgと、非常に多く含まれています。ビタミンB12は、赤血球の生成や神経機能の維持に欠かせない栄養素です。
シラサエビは、手軽に食べられる魚で、栄養価も高い魚です。様々な料理に使えるので、食卓に上らせてみてはいかがでしょうか。
